昆虫エクスプローラ
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こちらのエントリーは、4月1日に掲載したもので、エイプリルフール用の記事です。内容は嘘八百(^-^;ですのでご注意くださいませ(園長)。 ------------------------------ from foolさん
いつも楽しく拝見しています。久々の投稿です。 ずいぶん暖かくなってきたので、近所の公園で虫探しをしてきました。お天気も良く越冬明けのタテハチョウやビロウドツリアブなどが飛んでいて楽しめました。 その時見つけたのですが、柵の上に尺取虫がいたのですが、ごみのようなものが付いているのかと思ったら、よく見たら小さな羽のようなものが付いていました。これは、もしかしたら尺取虫とは違う虫なのでしょうか。ご存知でしたら教えてください。 よろしくお願いいたします。 園長:おー、これはいい虫を見つけましたね! この奇妙な虫は、シャクガ科のヨウジフユエダシャクのメスではないかと思います。 シャクガの仲間には、冬にだけ現れる冬尺(フユシャク)と呼ばれるグループがいますが、このヨウジフユエダシャクは、冬尺シーズンの最後を飾るかのように、春先の限られた時期にだけ見られる貴重なものです。 冬尺たちのオスは、ちゃんとした翅があり普通の蛾の姿をしているのですが、メスは、翅が短く退化していて飛ぶことができません。それだけでも不思議なのに、このヨウジフユエダシャクの場合は、それに加えて、メスが(蓑虫の親であるミノガのメスのように)幼虫のまま成熟する、という特徴を持っています。 そのため、このように、「小さな翅をもったシャクトリムシ」の姿が実現してしまっているのです。 ちなみに、ヨウジ…という名前の由来には、「楊枝」説と、「幼児」説があるのですが、私としては、よりファンタジックな後者に一票入れておきたいと思います。
by aakawabe
| 2014-04-01 00:22
| チョウ・ガ
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Comments(10)
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刈り上げ
at 2014-04-01 00:40
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これは、貴重だ!
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歩兵くん
at 2014-04-01 02:25
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おお ヨウジ(幼児)フユシャクの♀に「フユシャク界のエンジェル」の称号を贈りたい! かわいいですね ^^
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行々子
at 2014-04-01 08:41
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うちの近くでは普通に見られます。
春のとある一日限定ですが。
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kaika
at 2014-04-01 09:49
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春の一日限定のお楽しみ、とわかっているのに・・・今年もついむむっ!となってしまった。
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yamasanae
at 2014-04-01 16:27
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ツマヨウジフユエダシャク(褄楊枝冬枝尺蠖)の場合は、退化した翅がもう少し端のほうによっているので、褄となっているそうです。楊枝説に1票です。
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園長
at 2014-04-01 16:32
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ツマヨウジフユエダシャク、調べてみました。確かに翅が「ツマ」ですね。うーーむ… やはり「楊枝」なのでしょうか。「ツマヨウジ」の命名者が悪乗りしただけのようにも思えますが¨。
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目黒のゆの字
at 2014-04-01 18:15
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興味深い生態ですねぇ!
なんかおいしそうにも見えるのはチョコの小枝みたいだからかな???
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S.S
at 2014-04-01 22:41
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小枝のようなボディ(本体)に、春の芽吹きよろしくピコッと生えた飛べない翅。。。脳裏に、“8%”の数字が浮かんだのは、、私だけ?
(Suicaのタッチ&ゴーが1円単位で引き上げなのは、次なるステップへの移行措置でしょうかね!)
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Dipterophilus
at 2014-04-02 09:03
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Foolさん。この大発見は素晴らしい。STAP細胞をはるかに凌駕しています。完全変態と思われる鱗翅類にもネオテニー的に不完全変態のニンフに逆戻りするのが発見されたわけです。しかも、翅は本来中胸と後胸から各1対生じるのに、本種ではどうやら腹部の節しかも1節から2対生じるという、ホメオボックス遺伝子でも解釈できない新しい遺伝子の働きが発見されたことで、御同慶です。体が長いのでバランス上で翅が胸部より後に発達中なのでしょうか。ミノガの雌は運動機能を失って体が退化したのでしょうが、このシャクトリムシはどうやら運動中で当然摂食もするでしょう。
来年も素晴らしい発見を期待しています
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fool
at 2014-04-02 15:58
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園長さん、みなさん、ありがとうございます。かなり珍しい種類とのことでたいへん驚いています。また、いい虫が見つけられるよう、1年間精進します。
ツイッターもやってます フォローはお気軽にどうぞ! @torukawabe 昆虫エクスプローラ 昆虫図鑑 分類からさがす 名前からさがす 見た目からさがす 新着情報 幼虫図鑑 害虫の図鑑 害虫エクスプローラ 当ブログの内容(テキスト、写真、イラスト等)について、著作権法上認められた場合を除き、無断で複製・転用することを禁じます。 |
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