昆虫エクスプローラ
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from セミセミセミさん いつも楽しく拝見させていただいております。先日は、アケビコノハについて教えていただきありがとうございました。 夏になるといつも不思議に思っていたのですが、セミはなぜ、あんな死に方をするのでしょうか? (1)他にも大きい虫はいるのに、セミばかり死骸が目立つこと。 (2)必ずおなかを上にして死んでいること。 (3)すぐ死ぬのではなく、表に返してやるとまた元気に飛んでいけること。(つまり、おなかを見せて落っこちてしまったことも死因になるのでしょうか?) (4)死骸はごろごろ見ますが、あの大きさで、おなかを見せて落ちてくるのは見たことがないこと。 等々不思議です。飛ぶ体力がなくなって死んでしまうとしたら、なぜ、おなかを見せる向きになるのでしょうか? 教えていただけたらうれしいです。よろしくお願いします。 園長:確かにたしかに。 死んでいる昆虫で目立つものといえば、おなかを上にしたセミ、と決まっていますよね。 私なりに考えてみたのですが、まず、セミの死骸が目立つのは、大型の昆虫の中ではセミの個体数が圧倒的に多いからではないでしょうか。それに加えて、セミは広い空間を元気に飛び回るので、目立つ場所で死ぬ確率も高いのだと思います。 次に、おなかを上にして死んでいる理由ですが、やはり、甲虫やセミなど多くの昆虫にとって、体の構造上の問題として、ひっくり返ってしまうと反転しにくい、ということがあります。それでも、元気なうちは、反転して命拾いする可能性も高いのですが、ちょっと弱ってきた状態で着地に失敗したり落下したりして仰向けになると、そのまま起き上がれずもがいているうちに体力がなくなって死んでしまう、ということも多々あります。とくにセミの場合は、飛翔力を確保するために大きく丈夫な翅をもっていますが、その翅の存在が災いして、さらに反転がしにくくなっているのかもしれません。 さらに、おなかを見せて落ちてくるのは見たことがない、という点については、 ・まず、飛ぶのに失敗して、地表のどこかに不時着する ↓ ・運よくうつ伏せになった場合は、翅をひろげて再び離陸できることが多い ・運悪く仰向けになってしまった場合は、もがいたり、適当に翅をひろげてはばたいてみたりして、事態の打開を図る ↓ ・そのうち、うまくうつ伏せ姿勢に戻れた場合は、再び離陸できることが多い ・もがき方が下手で、いつまでたっても仰向けの場合は、やがて体力がなくなって、ついには死に至る ということではないかと思います。
by aakawabe
| 2014-08-13 20:50
| カメムシ・セミ
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