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from ありんこさん ありんこと申します。 何度もおたずねさせていただいております。 いつも丁寧に対応いただき、感謝しております。 またおたずねしたい虫がいます。 ナナホシテントウの幼虫の写真を撮っていたら、アブラムシにも目がいき、撮影しました。 毒々しい真っ赤なアブラムシです。 調べると、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシに似ていると思いましたが、北海道にはいないことになっています。 違うアブラムシなのでしょうか。 それとも北海道にも侵入してきているということでしょうか。 よろしければ教えてください。 撮影は北海道で6月25日です。 園長:ありんこさん、こんにちは。 うーーん… この特徴的な姿…。ほかにも赤いアブラムシはいますが、アワダチソウ類に付いていたのなら、やはり、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシの可能性が高いと思います(アザミに付くアザミオオヒゲナガアブラムシが似ていて、こちらは尾片(お尻の先っちょの小さな突起)が黒いのが特徴です。いただいた画像では尾片が黒っぽく見えるものもいるのでちょっと微妙ではありますが、付いていた植物によってほぼ特定できると思います。←ただし、こちらの種類も北海道には分布していないっぽいです)。 確かに、分布域に北海道は入っていませんね。 調べてみましたら、『アブラムシ入門図鑑』という本のコラムで、「福島県南部~鹿児島県まで分布し、北海道札幌での記録もあるが発生は偶発的である」と解説されていました。 北海道の気候は、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシが冬を越すには寒冷すぎるようですが、何らかの事情で侵入した個体群が、その年の秋まで限定で発生を繰り返すことがあるのでしょうね。 もっとも、この種類自体、1990年代以降になって北米から日本に侵入した帰化昆虫であり、気候温暖化ともあいまって、やがて、北海道にまで勢力を拡大する日がやってくるのかもしれませんね。
by aakawabe
| 2016-03-22 18:36
| カメムシ・セミ
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Comments(1)
Commented
by
ありんこ
at 2016-03-22 22:14
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園長様
とても丁寧に教えていただき、感謝申し上げます。 セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシということで納得しました。 見た目が派手なので結構気になっておりました。 北海道の虫は、似ている種があっても分布域の情報で絞り込めるので比較的調べるのが楽ですが、最近は北海道に「いないはず」の生きものも見かけます。おっしゃるとおり、やはり温暖化の影響が大きくなってきているのですかね。 何はともあれ、度々お世話になりました。 どうもありがとうございました。
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