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from フミゴリさん こんばんは、フミゴリです。 投稿者の方たちの記事を開き、知らないことを知る喜びを感じています。 9月26日の10時頃、榛原郡吉田町で見つけたハエを投稿します。 白い靴下を履いている女子中学生ようです。その靴下の白さが目立ちましたので目に止まりカメラを向けました。 ところが、あちこち向きを変えたり、宙に浮かせた前脚をせわし気に動かしたりして落ち着きがないので手を焼きました。 調べると石垣島とか西表島にいるハエと出ていました。 南方のハエがどうして静岡県に?。温暖化が原因ということになるのでしょうか。 特徴がハッキリ出ているので間違いないとは思いますが、“マダラアシナガヤセバエ”で合っていますか。 生息地からはるかに離れた場所で見つけると、喜びに溢れて幸せな気分になりますが、「温暖化」でチョン!の場合ばかりで気落ちしてしまいます。 園長:フミゴリさん、こんにちは。 まったく、6本脚のすべてにいちいち白い靴下を履いているうえに、それを見せびらかしているかのようなへんてこなハエですね…。 これは、南西諸島に分布するマダラアシナガヤセバエ(Gymnonerius属の一種)とされる種類とは別モノで、マルズヤセバエ科のRainieria属(またはMimegralla属)の一種というのが正解のようです。見分けポイントのひとつは触角の色で、マダラアシナガヤセバエとされる種類の場合はもっと黄色っぽいです。 南西諸島のものをあえて「マダラアシナガヤセバエ(Gymnonerius属の一種)とされる種類」としたのは、この和名や属名にはやや問題があるようで、当該の種類は、本来、Gymnonerius属ではなくMimegralla属とするのが適当なようです。 このあたり、非常に難しい世界で、ネット上の図鑑やブログでも多々混乱があるようですが、HP「明石・神戸の虫 ときどきプランクトン」さんのこちらのページのコメント欄で、専門的で極めてディープなやりとりがされていますのでご参考にしてください。 → マルズヤセバエ科の一種(Rainieria sp.)
by aakawabe
| 2016-09-30 21:58
| ハエ・アブ
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