昆虫エクスプローラ
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from umbrさん ご無沙汰しております、大阪のumbrです、去年は大変お世話になりました。 ところでまた去年と同じく越冬蝶の話で恐縮です。 連休最後の日(3月20日)、かなり暖かくなったので(17℃位)そろそろ蝶が出てこないかなと近所の長居公園に出かけました。 まずキチョウとモンシロチョウを見かけましたが、休むことなく延々飛び続けて全く撮れず。あきらめかけたところで枯葉に停まるキタテハを発見。その後この蝶は近くのハーブにいた別のキタテハにラブアタック?すぐ振られて2羽とも飛んで行き、別の所でまたアタック。 ここで疑問が・・・ 越冬する蝶はほとんどがメスで、しかも去年の秋に交尾を済ませあとは産卵するばかりでオスはいないという説が一般的ですが、それならこれはラブアタックではなく単なる同種同士の情報交換だったのでしょうか? また最初に見たキチョウは2羽で絡むようにして楽しそうに飛んでいました。これも雌雄のカップルではなかったのか? で、よく見ると足元でキチョウが吸蜜していました。飛び続けてさすがに腹がへったらしい。 園長:umbrさん、お久しぶりです。今シーズンもよろしくお願いします。 季節の歩みは一進一退ですが、暖かい日にはチョウがよく見られるようになってきましたね。 成虫越冬するチョウの配偶活動について調べてみましたら、どうも、種類によっていろいろのようです。 今回、umbrさんが求愛行動を観察されたキタテハやアカタテハの場合は、越冬後に交尾することが多いようです。 一方、ウラギンシジミの場合は、たいていが秋には交尾を済ませていて、そもそも無事に冬を乗り越えられる個体自体が少なく、中でもオスはほとんどが越冬できないようです。 また、キタキチョウについてはちょっと複雑で、越冬できるのは秋型だけですが、秋型のメスは越冬前に夏型のオスと交尾をし、越冬後に秋型のオスと再び交尾をする、というのが一般的なパターンのようです。キタキチョウの交尾については下記ページで知りましたのでご参考にしてください。 <参考文献> 小長谷達郎他(2015)「成虫越冬するキタキチョウの秋型雌を巡る夏型雄と秋型雄の移動戦略」 日本生態学会第62回全国大会 一般講演(ポスター発表) PB1-078
by aakawabe
| 2017-03-24 11:00
| チョウ・ガ
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Comments(1)
Commented
by
umbr
at 2017-03-24 21:42
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どうも丁寧な解答有難うございました。それにしても身近な蝶でさえ様々な越冬戦略があり
驚くばかりです。参考文献も拝見しましたが気になったのは「秋型雌の生存率が高かったのは、 越冬前交尾によって栄養価の高い精包を得たためかもしれない」これって雄はイカレコレじゃないすか? せっかく子孫を残せたと思って安らかに息絶えたのに、約束が違う・・・
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