昆虫エクスプローラ
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from ハコさん こんにちは。 久しぶりにお尋ねします。 夕べから午前中いっぱい雨が降り続いた里山に入るなりアメニティ脇のチカラシバの枯れた穂の中にとても綺麗な黄色と黒の1㎝ぐらいの虫が見えました。 全く見当が付かずに帰り調べましたがやはりわかりません。画像が不鮮明で申し訳ありませんが宜しくお願いします。 もう一つ、タラノキに入るカミキリムシはクワカミキリでしょうか? 9月27日に交尾している2頭と別写真の1頭の3頭がいました。 現在はこの1頭が9月27日の状態のままクモの巣を張ったようになっています。 これは何でしょうか?もうずっとこの状態で1月ぐらいたつかもしれません。 宜しくお願いします。 園長:ハコさん、お久しぶりです。 1枚目の美しい虫は、ヒメバチ科ヒラタヒメバチ亜科のミノオキイロヒラタヒメバチに似ているように思います。しかし、こんな場所で何をしていたのでしょうね。ハマキガ科の幼虫などに寄生するので、動き回っていたのならそういう獲物を探していた可能性もありますが、じっとしていたのなら、低温のため活動が鈍っていたのかもしれません。この種類は成虫で越冬しますが、樹木の葉裏で翅と脚を伸ばし、まるではりつけになったような姿で冬を乗り切るようです。 2枚目以降のカミキリムシは、センノカミキリだと思います。 3枚目の個体は、関節部に白いものが見えるので、ボーベリア菌などの昆虫病原糸状菌と呼ばれる菌類に侵されているように思えます。昆虫病原糸状菌は、胞子がよく拡散するよう、宿主を操ってこのような高い場所に誘導して息絶えさせることがあります。 4枚目の糸状のものは、はっきりとはわからないのですが、どうも、クモの卵のうのように見えます。もしかしたら、クモの一種が、菌類に侵されたカミキリムシの死骸とは知らずに「いい出っ張りがある」と思って卵を産みつけたのかもしれませんね。 style="display:block" data-ad-client="ca-pub-4289729050132471" data-ad-slot="2241342854" data-ad-format="auto">
by aakawabe
| 2017-11-27 10:02
| その他&混合
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