昆虫エクスプローラ
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from 園長 『ファーブル昆虫記の虫たち 1~4』 ( 熊田千佳慕/絵・文 小学館 本体各1,900円 ) 内容:★★★★☆ コストパフォーマンス:★★★★☆ 熊田千佳慕という画家の存在を、昨年11月にTV放映された「NHKアーカイブス プライム10 私は虫である~昆虫画家の小さな世界~」で始めて知りました。(1991年に放映された番組の再放送です) ファーブル昆虫記に出てくる昆虫たちを、とんでもなく細密な表現で描き続けている人なのですが、最も興味を惹かれたのは、この老画家が、自宅の近所で昆虫観察をしている場面でした。 道端のなんでもない草むらにかがみこみ、地表で活動する昆虫たちを夢中になって眺め続けるその姿が、昆虫写真を撮っているときの自分にあまりにもそっくりだったからです。 「わかるわかるその気持ち‥」という思いと、「こんなふうに大の大人が道に寝そべってたら、やっぱりキモチ悪いなぁ‥」という思いが交錯し、複雑な心境でした。 そういう、好きだからこその念入りな観察をベースに、気が遠くなるような時間を費やして描かれた昆虫画は、どれもこれも、使命感と、少年の心と、画才とをあわせもった人だけが創出できる、本物の輝きを放っています。 小学館の「ファーブル昆虫記の虫たち」の4冊は、そんな、心にズッシリ重たい昆虫画を、1巻に10数枚ずつ、原寸大で収録した贅沢な絵本シリーズです。 どの絵も例外なくすばらしいのですが、私が最も気に入っているのは、第2巻に登場する狩り蜂たちです。ヨトウムシを捕らえて抱きかかえているアラメジガバチ、コオロギをあおむけにして麻酔針を刺そうとするキバネアナバチ‥。いつまで眺めていても飽きない出来栄えです。 熊田千佳慕さんは、95歳になった今も昆虫画を描き続けておられますので、「ファーブル昆虫記の虫たち 第5巻」の刊行がとても楽しみです。 → 『ファーブル昆虫記の虫たち〈2〉』 → 『ファーブル昆虫記の虫たち〈1〉』 → 『ファーブル昆虫記の虫たち〈3〉』 → 『ファーブル昆虫記の虫たち〈4〉』
by aakawabe
| 2007-01-24 21:38
| ブックレビュー
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Comments(5)
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wada-tsu-umi at 2007-01-25 00:28
その番組、91年に見ました。そのまますっかり忘れていましたが…。熊田千佳慕さん、まだまだご健在で絵を描かれてらっしゃるんですね。しかもこんな画集が出ていたなんて!さっそく入手したいと思います。
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WAKA
at 2007-01-25 10:04
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園長
at 2007-01-25 20:48
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wada-tsu-umiさん、15年前に既に見られてたんですね。私は熊田さんのことを全く知らなかったので、再放送を見ることができてラッキーでした。
WAKAさん、気が合いましたね!実は、私は、再放送の番組を録画したものをさらに数週間放置した後に見て、本はネット注文しましたので、WAKAさんにかなり遅れをとってしまったと思います。
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megane-basser at 2007-02-02 13:35
にょほ♪です。おひさしぶりです。(*^-^*)
僕は博物画と呼ばれるジャンルの細密な生物の絵がすごく好きなんですけど、 (18~19世紀のまだ写真がなかった時代の銅・石版画の博物図譜とか) この熊田さんの画集はすごくいいですねっ♪ 僕もさっそく本屋さんに行って手に入れたいと思いますっ。(^o^) ちなみに昆虫の博物画として好きなのは、メーリアンやビュフォン等です。 年代の古いモノなのでアンティークとしても学術的にも価値があるものが 多いみたいで、まとまった数が市場に出回ることはなく、 認知度は低いけど値段が高く、入手困難なのが玉にきずです。(^-^;)
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園長
at 2007-02-02 21:11
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そういう昔の優れた博物画、オリジナルでなくていいので、複製がまとめられた本があるといいですね。(荒俣さんとかがもう作ってるかな)
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