昆虫エクスプローラ
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from ブラジルの妹さん こんにちは。園長先生教えて下さい。 昆虫は血が通ってないですよね。 心臓とか内臓とかどうやって動かしているんですか? 息はしていますか? 人間と全く違う体の作りだと思いますが、是非是非わかりやすいように違いを教えてもらえますでしょうか。 どうやって昆虫が生きているのか。。。 宜しくお願い致します。 園長: >昆虫は血が通ってないですよね。 >心臓とか内臓とかどうやって動かしているんですか? というご質問は、いろいろな意味にとれますが、「血が通っているか」という点に注目してお答えします。 昆虫のなかまにも血液はありますが、人間など動物の血液とはちょっと成分がちがっていて、「血リンパ」と呼ばれています。血が体の中を循環するしくみも、人間とはまったくちがいます。 昆虫の血は、血管を流れるのではなく、体の中にある すき間を頭からおなかに向かって流れています。 おなかの方に行き着いた血は、背中の中にある「背脈管(はいみゃくかん)」という管に入り、この管がポンプのようなはたらきをすることによって、血はまた頭の方に送られて体の中のすきまに流れ出します。 脚や翅のつけねにも、小さなポンプのはたらきをする「脈拍器官(みゃくはくきかん)」というものがあって、体のすみずみにまで血を送りだしています。 次に、息をしているか、ということについては、ほとんどの昆虫は、「気門」というものを使って呼吸しています。 昆虫の姿をよく観察すると、腹部の横に、小さな点々があるのがわかると思います。 それが「気門」です。気門から取り入れた空気は、「気のう」というという場所に入って、そこから、「気管」という細い管を通って、からだ全体に運ばれます。
by aakawabe
| 2008-08-06 23:06
| その他&混合
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Comments(2)
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