昆虫エクスプローラ
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from トシさん 初めまして。 写真は無いのですが、昔、和歌山県の那智海水浴場で地元の人が『モォ虫』と呼ぶ虫に刺されました。 浅瀬の海中にいるようで、沖まで出れば刺されませんが、浅瀬で泳いでいると全身のどこかを時折チクリ、チクリとやられました。波打ち際を膝を塗らして歩いていても水没している部分がチクチクやられます。(毒は無いらしく痛みは後に引きません) 波打ち際の砂を両手で一掻き掘ると、小さな水溜りの中で、マツモムシのような生物が一対の長い脚を忙しく漕いで逃げ回り、慌てて砂の中に隠れてしまいます。ようやく捕まえてみると確かに指を刺され、思わず逃がしてしまいました。 大きさは大きくても体長5~6ミリくらいです。 果たしてマツモムシが海水(のしかも砂の中)にいるものでしょうか? (近くに那智川があるので浅瀬は汽水域かもしれませんが) また人を刺すようなことがあるのでしょうか? それとも海老や蟹の幼生か何かのプランクトンの一種なのでしょうか? 園長:いますいます、そういうの。私も夏には時々スノーケルしますので、チクチクやられることがあります。 調べてみましたら、一般的な俗称としては、「ちんくい虫」(!)と呼ばれるもののようです。その正体は、トシさんの予想どおり、エビやカニの幼生ゾエアと思われます。 身を守るために刺すのでしょうが、ひどい場合は皮膚炎を起こしてしまうこともあるようです。
by aakawabe
| 2008-10-31 23:17
| その他&混合
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