昆虫エクスプローラ
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from 伊藤寛雄さん 園長さんこんにちは。 いつも「むし探検広場」楽しみにしております。 さて、私の住む秋田県では初雪も降りいよいよ家の周りの冬囲いも終り1メートルを超える積雪への対応もできました。 その後片付けをしている時に、目の前をフンワリと薄紫のカスミのような物が飛んでいます。 よく目をこらしてみると約10㎜ほどの昆虫です。いわゆる蚊のようですが腹から胴にかけて薄紫色の綿毛のようなものがついています。 スイッと手を出してみると留まりましたのでシートに載せて撮影してみました。羽を閉じた状態から広げた状態に写真を添付いたします。 薄紫色の綿毛で可憐に飛んでいたこの「蚊」の種類は何でしょうか。教えてくだされば幸いです。 園長:これは、蚊ではなくて、アブラムシ科ワタムシ亜科の一種ではないかと思います。ワタムシの仲間は、冬に入る前などに、このように綿毛に覆われて翅をもった個体が現われて、空中を移動します。特に北国では「雪虫」とも呼ばれています。 雪虫の中で有名なのはトドノネオオワタムシという種類ですが、それにくらべると大きさがちょっとミニサイズなので近い別種かもしれません。
by aakawabe
| 2009-12-11 21:48
| カメムシ・セミ
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Comments(1)
Commented
by
伊藤寛雄
at 2009-12-15 13:00
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園長さんへ
ありがとうございました。雪国に住んでいる私たちが普通「ユキムシ」と呼んでいたのは飛んでる虫ではなく、春が近づいてくるとザラメ雪の上を歩いているカワゲラのようなものでした。 でも、このフンワリと飛んでいるワタムシの仲間は初めて見ました。雰囲気が雪が舞い降りるようでこれこそユキムシだと感じました。 来年から雪が降りそうな時期にはじっくり外を見たいと思います。 自分の新たな発見に心から感謝します。
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