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from しろねこ2さん いつもお世話になります。 今日はハバチについて教えていただきたいと思います。 5月の初め、公園で背中の赤い小さな小さな虫を見かけて写真に撮りました(写真1)。同じ場所にまったく同じ姿に見えて背中の黒い虫もいました(写真2)。調べた結果オスグロハバチのメスとオスだろうと思い、これで一件落着とおもっていたのですが...。 それから一月後の先日、公園の別の場所で写真3のハバチを見つけました。ニホンカブラハバチかなと思いましたが、ニホンカブラハバチは小楯版が赤く3のハバチは小楯版が黒いので違うようです。お腹の方は黄色っぽい色なので、ニレチュウレンジでもありません。大きさは1cmほどで、腹部の色、脚の色などから見ると、こちらの方こそオスグロハバチに良く似ています。 改めて見返すと、1の写真では小楯版が黒く脚の色も大きさも違っていることに気づきました。更に調べていくと、これはイヌノフグリハバチの写真と酷似していて、大きさ6mm前後という点でも符合することが分かりました。 でもそうすると、写真2は誰なのでしょう。背中の色を除けば1とそっくり。カップルになっていたわけではありませんが、同じところに1と混じって飛び回っていたのです。 写真1は本当にイヌノフグリハバチなのか。であるとすれば2の正体は何か。3は実際にオスグロハバチのメスなのか。......頭の中が疑問符で一杯です。 手持ちの図鑑やらネットの画像を手当たり次第調べても解決がつきません。どうかよろしくお願いいたします。 写真1 写真2 写真3 園長:うーーむ、疑問が疑問を生み、かなりややこしいことになって来ましたね。 でも、こういうややこしさも、虫探検の醍醐味のひとつですね。 私もいろいろ調べてみましたが、1⇒イヌノフグリハバチ、3オスグロハバチ♀というのは、ほぼ間違いなさそうですね。 で、問題の2ですが、これは、たぶん、セグロカブラハバチではないでしょうか。セグロカブラハバチは、普通は背中が真っ黒なのですが、個体によっては、前半が橙黄色になったり、(写真の個体のように)両側縁が橙黄色になったりするようです。 (追記 2012.6.18) 1については、その後、ニホンカブラハバチの線も含め、継続検討中です。コメント欄をご参照ください。
by aakawabe
| 2012-06-18 00:28
| ハチ・ハエ(旧区分)
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Comments(5)
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しろねこ2
at 2012-06-18 11:43
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園長さん、厄介な質問にお答えいただいて本当にありがとうございます。2はセグロカブラハバチ、なるほど!と思いました。3についても安心しました。
1については、セグロカブラハバチを確認していく過程でまた疑問が生じてしまいした。何度も申し訳ありません。 イヌノフグリハバチは前・中肢の腿節と脛節(で良いかどうか分かりませんが、腿節の次の節)が橙黄色のようなのです。1の写真では脚の腿節だけが橙黄色です。肢の色という点を除けば、明るい翅の色といい、イヌノフグリハバチはそっくりなのですが。 色々な理由からニホンカブラハバチではないと思っていたのですが、肢の色を考慮すると、その可能性も捨て切れないように思えてきました。う〜〜ん。
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園長
at 2012-06-18 20:52
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うーーん、難しいですねえ。私も、ニホンカブラハバチは疑ったのですが、それにしては背中の色の赤みが足りないと思いました。一番の違いは、腹部の第1背板の色で、黒ならばニホンカブラハバチ、第2背板以降と同じ橙黄色ならイヌノフグリハバチなのですが、写真ではよくわかりませんね‥。
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しろねこ2
at 2012-06-18 21:31
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何度もありがとうございます。園長さんがニホンカブラハバチを考慮なさらなかったわけがないので、その上で出された結論だったと思います。私はどの種類もそれと知った上で見たことがないのですが、1はあまり赤くなく、翅の色も明るかったのでイヌノフグリハバチと思ったのでした。調べていく過程で1とよく似たニホンカブラハバチとされた写真を信頼できそうなサイトでみたこともあり、肢の色のこともあり確信が揺らぎました。この虫は小さくすばやく極く丈の低い草の上を飛び回るので、上からの写真しか撮れず、第一背板を確認することが出来ません。次の週に行った時にはすっかり姿を消していましたので、課題は来年に持ち越しとなるようです。来年運良くはっきりした写真が撮れたら御報告致します。
あいまいな写真に丁寧にお付き合いいただいて、重ね重ねありがとうございました。
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しろねこ2
at 2015-04-30 16:14
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ご無沙汰しております。写真1のハバチについて、イヌノフグリハバチの可能性がかなり高いと、やっと確信することができました。
毎年同じ時期に通って会えませんでしたが、今年、ひと月半ほど早い4月29日に3年ぶりで遭遇しました。 今回見た数匹のハバチは腿節も脛節も橙色でしたし、その内の1匹(1頭?)は、飛び立つ瞬間開いた翅の間から見えた腹部に黒い部分は見えませんでした。 出現時期も肢の色も違うので、以前のハバチと同じではないかもしれません。私の視力に万全の信頼を置けないことも確かですが、 これで可能性が大分高まったと思います。 お騒がせ致しましたが、これでやっと気持ちが落ち着きました。
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園長
at 2015-05-02 18:04
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しろねこ2さん、3年越しのハバチ問題、(100%ではないにしても、)確信のもてる結果が出てよかったですね。継続して気にかけていれば、やがてこのように自然が心を開いてくれるというのはうれしいことですね。
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