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from eenoさん こんにちは。先日、花の中の虫でお世話になったeenoです。 今回も虫の名前を教えていただきたくメールしました。 一枚目のは8月上旬南アルプスの塩見岳頂上付近、標高2500m以上の尾根で撮影した物です。最初はカメノコテントウと勘違いしていたのですが後で模様がちがうことに気づきました。 二枚目は4月中旬大阪府南部で撮影した物で、テントウムシと思っていたのですが、触角が長いのでハムシの仲間かもと思い調べましたが、ぴったり来る物がありません。 どちらも10年くらい前に撮影した物で、疑問に思って折あるごとに図鑑やネットで調べたのですが、よく分かりませんでした。 よろしくお願いします。 園長:eenoさん、こんにちは。 特徴的なので調べたらわかりそうに思えるのに、いくら調べても判明せず、長い間わからないままの虫というのは、のどにひっかかった魚の小骨のように気になりますよね。 1枚目の、大胆なデザインの美しいテントウムシは、高山性の種類であるダイモンテントウだと思います。上翅の赤い部分が、逆さの大文字に見えるのでこの名がついたようです。本州の中部山岳地帯と千島列島だけで見られるもので、世界的に見ても珍しく貴重な種類ではないかと思います。 2枚目は、確かにハムシの仲間です。このような姿の種類はいくつかいますが、アザミの葉についているようなので、もしも体長が4mm弱程度だったのなら、アカイロマルノミハムシ(別名アカイロマルトビハムシ)の可能性が高いのではないかと思います。
by aakawabe
| 2016-12-15 11:06
| 甲虫
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