昆虫エクスプローラ
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from chuさん 新潟の chu です お世話になっております 衛生害虫の業務も行っています チャタテムシを見るたびに 1mmの体でこれだけ見事な体のつくり いつも感心させられます 昆虫の世界で足が6本、翅があって・・ ということで一番小さい種は何でしょうか 教えてください 園長:chuさん、こんにちは。 極小のチャタテムシなどを観察していると、小さな小さな体なのに、姿形の精巧さや、生命としてのいろいろな機能がちゃんと備わっていることに驚かされますね。 今現在知られている範囲では、「一番小さな昆虫」の座を争っているのは、寄生蜂の仲間です。どんな小さな虫にも、たいていはそれを宿主とする寄生蜂が存在し、当然、この蜂たちは宿主よりもひとまわりもふたまわりも小型です。また、昆虫の卵に寄生するハチもたくさんいて、小さな昆虫が産む小さな卵に寄生するハチの世界ですから、想像するだけでクラクラしてしまいます。 従来から世界最小の呼び声が高いのは、アザミウマという小型の昆虫の卵に寄生するタマゴコバチ科アザミウマタマゴバチ属の一種(Megaphragma caribea)で、体長は約0.18mmとのことです。1mmの5分の1以下で、単細胞生物のゾウリムシよりも小さいことになり、きっと、粉のようにしか見えないでしょう。 これの対抗馬になるのが、まさに、かのチャタテムシに寄生するホソハネコバチ科の Dicopomorpha chmepterygis のオスで、0.139mmという記録があるようです。ただし、こちらはどうも翅がないようなので、脚が6本で翅があって、ということになると、前者のほうに軍配が上がるかもしれませんね。
by aakawabe
| 2016-12-31 09:19
| ハチ・アリ
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