昆虫エクスプローラ
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from mooさん mooともうします。 昨夏は、オドリバエのことを教えて頂きありがとうございました! 身近に虫成分の少ない冬も、毎日楽しみにむし探検広場を覗いています。 さて、数日前に散歩に出たとき、農家の垣根(おそらく紅カナメ)にぶら下がっている抜け殻を見つけました。 蛾の抜け殻かなと、写真に撮って拡大してみたら、白地に金茶色の縞模様、黒のドットが並んでいます。 ずいぶんきれいなので、どなたの衣裳だったのだろうと調べてみたのですが、抜け殻だけではなかなか分かりません。 教えて頂けたらうれしいです。 場所は東京都葛飾区です。 どうぞ宜しくお願いいたします。 園長:mooさん、お久しぶりです。 とても美しい抜け殻ですね。黒いドットは、蛹の気門の周囲が黒くなっているようですね。横縞の部分は、きっと、可動節間膜(←蛹はこの膜を使って腹部をクネクネ動かすことができる)です。全体が白っぽいのは、羽化後、日にちが経ったために色が抜けたことも影響していると思います。 この見た目だけで正体を割り出すのはとても難しいのですが、私が今まで見てきた蛹殻の中でいうと、スズメガ科のホシヒメホウジャクのものにちょっと似ているように思います。下の写真は、羽化したホシヒメホウジャクとその蛹殻です。 いただいた抜け殻の写真とくらべるとかなり茶色っぽいですが、下半身の形や黒紋列、腹部背面にある破線になった細い横縞模様などが一致しているようです。 スズメガ科の仲間は土の中に潜って蛹化する種類が多いのですが、ホシヒメホウジャクの幼虫はヘクソカズラというツル植物の葉を食べて育ち、そのヘクソカズラが巻き付いている植物の葉を綴って蛹化することがあるので、こんなふうに蛹殻がぶら下がっていても不思議はありません。 問題は大きさですが、もしも、20mm強ぐらいでしたら、サイズ的にも合致しています。 style="display:block" data-ad-client="ca-pub-4289729050132471" data-ad-slot="2241342854" data-ad-format="auto">
by aakawabe
| 2018-01-06 10:38
| チョウ・ガ
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Comments(1)
Commented
by
moo
at 2018-01-09 12:30
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園長さま
回答ありがとうございます。 虫のワクワク感の少ない季節ですので、感激もひとしおです! サイズを書き忘れましたが、ちょうど20mmくらいです。 しかも、夏の間ヘクソカズラが元気に絡まっている場所だと思います。 今度の夏はホシヒメホウジャクを意識してヘクソカズラを観察してみます。 有難うございました!
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