成虫になるのは来年ということでしょうか？

from まいさん

お久しぶりです。

この春に愛知県から東京都へ転居しました。

引越翌日にナミアゲハの来訪を受けてから、すでに今年３回目の幼虫を飼育中です。

それから、マンションの敷地で死にかけの蝶を見つけ調べたのですが、これはもしやアカボシゴマダラの春型でしょうか？

翅の端がちぎれているので確定できませんが全体的に黒の面積が少ないです。

名古屋ではゴマダラでしたが東京ではアカボシに会う確率の方が高いのでしょうか。早々の出会いに驚いています。

ところで、今日お聞きしたいのはハバチのことです。

ハコネウツギの切り花についていたハバチの幼虫を育てて蛹になりました。現在は1.5センチくらいの繭の中です。

ルリコンボウハバチかなぁと思うのですがどうでしょうか。

それで知りたいのは、年１化との情報を見つけましたが、今蛹になっているのが成虫になるのは来年ということでしょうか？

蛹の期間がずいぶん長いのですが、その間の管理方法としては、ベランダ日陰の飼育ケースの中で時々霧吹きして適度に湿り気を与える、というのでよいでしょうか？

よろしくお願いいたします。
園長：まいさん、こんにちは。

お引越し早々、アゲハがやって来てくれるとは、さすがですね。

1枚目はアカボシゴマダラ春型で間違いないです。私は、2014年まで一時的に東京に住んでいましたが、圧倒的にアカボシゴマダラのほうが多かったです。

2枚目の幼虫は、ルリコンボウハバチで合っています。

おっしゃるように、羽化するのは来年になります。もしかしたら、蛹化せずに前蛹のまま過ごしているかもしれないのですが、その辺りのことはよくわかりません。

いずれにしても、管理方法は、書いていただいているとおりでいいと思います。適度な湿り気は大事ですが、（とくに暑い時期は）霧吹きのし過ぎにも注意してください。

ハバチの仲間は羽化させるのがなかなか難しいですが、コンボウハバチ科は比較的成功することが多いように思います。来年、うまく羽化してくれるといいですね。