川遊びへ行った時に見つけた水生昆虫

from さるびるささん

園長さん、さるびるさと申します。

以前ご依頼をし、ヒラタフタスジアブの幼虫と鑑定していただいた時の者です。

お久しぶりです。

先日、川遊びへ行った時に見つけた水生昆虫の正体が正確には判らずメールさせていただきました。

川の淵、流れの緩やかな場所で枯葉や木の枝などが沈殿又は浮いている処を網で掬うと、何やら輪郭がやけに気になる丸い枯葉を見つけました。

シルエットや色合いはコオニヤンマのヤゴみたいでした。

よく観察すると実は葉と葉が重なっており、昆虫がいました。

葉を剥がすとかなり後肢の長い何かの幼虫が現れたのです。

寝袋を作るところと後肢の長いことを鑑みるとトビケラの幼虫ではないかと思われるのですが、正確な種類と名前が見つかりません。

あまり鮮明でない画像と動画、発見時の下手なスケッチを添付させていただきます。

どうか鑑定をよろしくお願いいたします。

場所: 埼玉県の綺麗な川
園長：さるびるささん、こんにちは。

このような巣を作っていたということは、アシエダトビケラ科のコバントビケラの仲間の幼虫でしょうね。

コバントビケラか、ウスイロコバントビケラのどちらかで、地域性を考えるとコバントビケラのほうではないかと思いますが、ウスイロの可能性もゼロではないと思います。

専門書になりますが、『日本産水生昆虫　第二版』P.662　に両種の幼虫の頭部の図が載っていますので、機会があればご参照ください。

P.S.

動画の掲載は省略させていただきました。