頭が幼虫のまま

from A.Tさん

初めまして。

祖母宅の庭(茨城県笠間市内)にてパンジーに巣食っていた毛虫が羽化したようなのですが、そのうちの1匹の頭が幼虫のままのようでしたので面白いな(本当は可哀想ですが..)と思い投稿させていただきます。

我が家では今まで、子供に付き合って何度かモンシロチョウを育てたことがありますが(しかも毎回一度にたくさんアオムシを拾って帰ってくるので大体5匹くらいは蝶になります...^^;)、一度同じように頭だか体の一部だかが幼虫のままだったことがありました。きっと遺伝子の異常かなにかで変態しきれなかったものかと思っています。

この場合は人の手があったとしても、例えば人の手で蜜をあげたとしても、食べ物と消化器官などが合わなかったりして長く生きられないんでしょうね。

よろしくお願いいたします。
園長：A.Tさん、はじめまして。

これは、衝撃的な写真ですね！

このチョウは、タテハチョウ科のツマグロヒョウモンのメスですね。

ホルモンの流れの異常などで成虫への変態自体がうまくいかなかったのか、それとも、蛹化の時に物理的に幼虫の頭部殻が抜けずに残ってしまったのか…。

最後の拡大写真を拝見すると、成虫の複眼らしきものが見えているようにも思われるので、もしかしたら、後者なのかもですね。

私の予測としては、姿からして、体内の消化器官などは正常な機能をもっているのではと思うのですが、口吻がうまく形成されていないように見えるので、栄養や水分を摂ることはできなさそうですね。